今回は、株式会社GKダイナミックスのオフィスを取材させていただきました。
GKダイナミックスは、プロダクトデザインやグラフィックデザインを中心とした、デザインの企画、調査、コンサルティングを中心に手掛けている会社です。コンセプトワードの「人機魂源」とは、「人-Man」、「機-Machine」、「魂-Soul」、「源-Energy」のそれぞれが社会を動かすダイナミズムとなるという、GKダイナミックスのデザインのあり方を示すキーワードとなっています。
GKダイナミックスは、東京藝術大学の学生たちが中心となり起業したデザイン会社が始まりであり、社名のGKは、彼らを指導した小池岩太郎教授から、「Group of Koike」と名付けられたことに由来するそうです。その創業は70年以上前まで遡り、当時はまだ珍しかったデザインを専門とする会社として、日本のデザイン産業をリードしてきました。
今回は、そんなGKダイナミックスのオフィスをご案内いただいたので、その働く環境を余すところなくご紹介させていただきます!
”歩いて楽しむ” 360度VRオフィスツアー
まず、はじめにオフィスをデジタル空間で実際に歩いてみてください。
そのあとに記事の詳細を読んでもらえると、この記事がもっと楽しめると思いますよ!
(360度画像内の矢印を押すことで、任意のエリアへ移動することが可能です!)
オフィス案内人

今回の取材では、デザイナーの加藤さんにオフィスをご案内いただきました。オフィスに関するこだわりだけでなく、GKダイナミックスの事業や社風についても、とても詳しくご説明くださいました!
デザイン領域での実績
GKダイナミックスは、競技用車椅子、野球のヘルメットなどのスポーツギアのデザインを多く手掛けています。中でも、バイクのデザインでは国内外から高い評価を獲得しており、世界三大デザイン賞である「レッドドットデザイン賞」と「iFデザイン賞」の2つの賞を獲得しています。これらの賞の他、グッドデザイン賞などの受賞歴もあり、GKダイナミックスのデザイン力の高さを伺うことができます。

GKダイナミックスのデザインは、「組織的な創造力」を大切にしています。個人プレーのイメージが強いデザインの作業ですが、GKダイナミックスではチームで話し合いを進めながらデザインを完成させてスタイルを採用しています。こうした背景から、オフィスには会議室やリラックスゾーンなど、社員間のコミュニケーションが活発になるような場所が多く用意されています。
エントランス
オフィスは、東京メトロ副都心線 雑司ヶ谷駅から徒歩1分の好立地に位置しています。エレベーターを上がると、木を基調としたとても落ち着きのあるエントランスが目に飛び込んできます。白い壁面とのコントラストがシンプルでありながら、緻密な美しさを感じさせるデザインとなっています。

執務エリア
オフィスのコンセプトは、「集中」と「コミュニケーション」を軸に設計されています。こちらの執務エリアは、デザインの作業に「集中」できる空間として、メンバーが仕事に集中しやすいような環境が整っています。そのための工夫として、このエリアでは、照明が上向きに設置され、デザインに最適なライティングが施されています。

リラックスエリア
執務エリアの窓側の外縁を囲むように、リラックスエリアが設置されています。このエリアでは、「コミュニケーション」が重視され、デザインにおいて重要な発想力やアイデアの共有が活発化されるようになっています。カジュアルミーティングやランチ、休憩などみなさん様々な用途で自由に使われているそうです。


Labo
こちらのLaboには、カッティングマシンや3Dプリンターなどが用意されています。発想したデザインをモノとして表現する際に重宝されています。思いついたアイディアをすぐにカタチにできる環境は、とても創造力が養われそうで素晴らしいですね!

ミーティングルーム
「チームでの共創」を大切にしているGKダイナミックスにおいて、ミーティングルームの果たす役割はとても重要です。そのため、目的に合わせて、様々な種類のミーティングルームが用意されています。

この「Twin」では、文字通り2つの椅子が並んで設置されています。ここでは、1対1のミーティングやカジュアルミーティングなどの小規模なミーティングでよく使用されるようです。

この「Mist」は、もやが発生するような熱い議論が交わされる空間ということから名付けられた場所となっています。ガラス張りの壁は実際に、霧のようなブラインドが施されており、秘匿性の高い会議などで使用することができます。

この「Welcome」は、エントランスに最も近い場所に位置していることから名付けられました。中には、バイクに関する資料がずらりと並んでおり、アイデアの発想のために適宜参照することができるようになっています。
GK BASE
こちらのGK BASEは、吹き抜けの天井や暗めの照明などオフィスの中でも一風変わった場所となっています。これは、秘密基地のような雰囲気を作りたいという思いが込められており、「BASE」というネーミングは「基地」を意味する英語からきています。
GK BASEは、オフィスの中でも「コミュニケーション」が特に重視された設計になっています。ミーティングやブレインストーミングなど、会議スペースとしての使い方が多いようですが、机や椅子を置かないことで、カジュアルな雰囲気を作り出しています。大きな窓や扉のない出入り口など、開放的な雰囲気作りにも注力しており、「コミュニケーション」が活性化されるような空間が広がっています。

マスコットキャラクター
GKダイナミックスには、「じーくま」と呼ばれるマスコットキャラクターが存在します。このキャラクターは、体全体が「GK」を象ったデザインになっており、社外の方とのコミュニケーションのきっかけとして非常に役立っているそうです!


以上、GKダイナミックスのオフィスの紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。
話し合いを重視し、チームワークでデザインを行うという、GKダイナミックスのスタイルが色濃く表現されたオフィスだと感じました!また、リカレント教育や資格取得の補助を通じ、社員のスキルアップにも力を入れているなど、福利厚生も大変充実しているところも大変印象的でした!
そんなGKダイナミックスですが、採用を強化しているとのことです。GKダイナミックスの事業や社風に興味を持たれた方は、ぜひ一度以下の詳細情報もご確認ください!
▼GKダイナミックスについて▼
▼Access▼
〒171-0031
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