今回は、株式会社小田原社中のワーケーションオフィスを取材させて頂きました。
株式会社小田原社中は、「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」を理念に掲げ、クライアント企業の営業部として商材に合わせた営業手法で営業活動を支援する「営業支援」や日本古来の文化、美しさを広げるための古民家の再利用・ワーケーションの活性化を促進する「日本伝統文化の普及事業」、他にも不動産業務をもっと効率的にするために不動産業界向けの業務改善サービスを開発中の自社サービス展開されている会社です。
今回は、そんな小田原社中のワークスペースのご案内いただきましたので、働く環境を余すところなくご紹介させていただきます!
”歩いて楽しむ” 360度VRオフィスツアー
まず、はじめにオフィスをデジタル空間で実際に歩いてみてください。
そのあとに記事の詳細を読んでもらえると、この記事がもっと楽しめると思いますよ!
(360度画像内の矢印を押すことで、任意のエリアへ移動することが可能です!)
オフィス案内人

今回の取材では、エンジニアの高橋さんにご案内いただきました。小田原に移転をされて歴史的建造物をワークスペースとして活用する魅力などについてお話しを伺うことができました!
スタートアップ誘致/ワーケーション推進PJTの第一号企業に採択
小田原社中は、小田原市の歴史的建造物活用促進業務受託業者が実施している、歴史的建造物を活用したスタートアップ誘致/ワーケーション推進PJTの第一号企業として、小田原市所有の歴史的建造物「旧松本剛吉別邸」のワーケーション利用に2022年11月に採択されました。
本PJTは、当該受託業者が旧松本剛吉別邸を観光交流空間として運営しながら、時間や場所に捕らわれない柔軟な働き方に対応するため、ワーケーション利用の可能性を検証するものです。将来的には、小田原の地域資源を活用した新しいワークプラン/テレワーク環境が構築されることで、小田原市の魅力が注目されるとともに、首都圏からの起業家/スタートアップ企業の誘致や移住促進に繋げることを目指しています。
また小田原社中では、旧松本剛吉別邸をワーケーションスペースとして一時利用するだけでなく、首都圏のスタートアップ企業などを対象として、小田原市内にある歴史的建造物を活用したワーケーションイベントの集客等へも協力し、小田原市の魅力PRをおこなっています。
旧松本剛吉別邸
旧松本剛吉別邸は、箱根登山鉄道「箱根板橋」駅から徒歩14分、小田急線「小田原」駅から徒歩17分の場所に位置し、相模湾が近い落ち着いた雰囲気の場所にあります。旧松本剛吉別邸は、明治の元勲・山縣有朋と親交の深かった明治・大正期に活躍した政治家である松本剛吉の別邸になります。
大正12年(1923年)頃に建築されたもので、歴史的風致を形成し、その維持・向上に寄与すると認められた建造物として小田原市の歴史的風致形成建造物に指定されています。主屋と別棟の茶室「雨香亭」、待合の建物と、水景が配置された広大な庭園で構成されており、小田原の別邸には珍しく回遊式庭園になっているなどの特徴があります。
正門
当時の面影を残した存在感のある正門から石畳が奥へと続いており、わずかに見える主屋の雰囲気とそこに行き着くまでの庭園の雰囲気が相まって、高揚感を感じることができます。

特徴的なのが、市の文化財として一般公開をしている場所をワークスペースとして利用している点です。


正門から進んでいくと、途中で庭園を回遊できるルートが出てくるので、まずはそちらに進んで庭園の落ち着きある澄んだ空間をゆったり楽しむことが可能になっています。


主屋
主屋は八畳と六畳の間から成る座敷があり、庭園を楽しむことができる数寄屋風書院造になっています。正面玄関以外にも庭園に面した縁側から出入りすることも可能となっており、当時の暮らしを想像しながら楽しむことができます。



八畳と六畳間の部屋がそれぞれあり、この場所で社内ミーティングを行ったり、メンバー同士で雑談をしたりするなど業務を行う場所として活用されています。庭園から抜けてくる風の通りもよく、澄んだ空気の中で業務ができるところも非日常感があり、楽しみながら仕事ができる場所となっています。

また、建物内には文化財ならではの工夫が散りばめられています。コンセントや部屋の電気のスイッチの位置は敷居の裏側に隠されていたり、一見普通の押し入れに見える場所にはエアコンが設置されていたりなど、景観を損なわないように、人の目に触れない場所にうまく設置する工夫が取り入れられています。




茶室「雨香亭」
主屋から回遊式庭園を通り奥側へ進むと、茶室「雨香亭」が建っています。茶室は六畳間と五畳間があり、両茶室は竹やなぐり仕上げ(※)等の職人技と松本剛吉のこだわりが随所に感じられる趣ある空間になっています。
(※)なぐり仕上げとは
https://www.satoyamakobo.com/blog/staff-blog/31314/
木材の板や角材に独特の削り痕を残す表面加工技術のこと。 千利休が意匠材として茶室の表舞台に取り入れたことで広まった加工方法。








待合室
茶室の上側には、待合室が設置されています。当時茶室は客人をもてなす場所として考えらえており、茶室で客人に待ってもらうのではなく、待合室を設けてそこで茶が点つのを待っていたと言われています。こういった現代では馴染みのない生活様式がそのまま残っていることからも、当時の礼儀作法を体感することができる貴重な場所にもなっています。



以上、小田原社中のオフィス紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
広大な庭園で四季折々の景色を楽しみながら仕事ができるだけではなく、アイディア発散のために歩きながらミーティングをしたり、場所を茶室に変えて気持ちを入れ替えて仕事ができるなど、通常のオフィスでは体験することのできない、文化財の中で仕事をするという非日常的な空間が特徴的なオフィスでした!
ちなみに現在は、事業成長のために戦略的にインターンシップ採用を強化されているとのことですので、小田原を盛り上げたい、非日常を感じる歴史的な古民家で仕事がしてみたいということに少しでも興味を持たれた方は、ぜひ以下の詳細情報もご覧ください!
▼株式会社小田原社中の採用情報について▼
おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり
by高杉晋作feet野村望東尼 訳:世界が面白いか面白くないかは自分の心次第だよね!!
要は世界を面白くします!ってことです。 何やってる会社か全くわからないと思いますので、詳細は私たちについてを見てください。
▼Access▼
〒250-0013
神奈川県小田原市南町2-1-27 旧松本剛吉別邸