今回は、株式会社ヒトカラメディアの本社を取材させていただきました。
株式会社ヒトカラメディアは、「「働く場」と「働き方」からいきいきとした組織と個人を増やす」をビジョンに掲げ、「オフィス移転支援」を中心に「働く場」「働き方」に関するプロジェクト全般の企画・実現のサポートだけでなく、コワーキングスペース、工場の作業員の方々の休憩棟、廃校活用の空間プロデュース、「働く」の観点からの地域活性など、様々な展開をされている会社です。
今回は、そんなのヒトカラメディアのオフィスのご案内いただきましたので、働く環境を余すところなくご紹介させていただきます!
”歩いて楽しむ”バーチャルオフィスツアー
まず、はじめにオフィスをデジタル空間で実際に歩いてみてください。
そのあとに記事の詳細を読んでもらえると、この記事がもっと楽しめると思いますよ!
(360度画像内の矢印を押すことで、任意のエリアへ移動することが可能です!)
オフィス案内人

今回の取材では、ヒトカラメディアのオフィスリニューアルプロジェクトの立ち上げからディレクションまで担当をされた、ワークデザイン事業部 江川さん、同部 牧野さんにこだわりが詰まったオフィスについてお話をたくさん伺うことができました!
オフィステーマ
今回のオフィスリニューアルは、「自分たちのはたらく場を今の自分たちに合わせて考えたい。」と思ったのがきっかけとのことです。ヒトカラメディアは、毎回自社オフィスを移転するたびに、全メンバー参加型のワークショップを実施しているそうで、移転後もメンバー各々が主体となって自社オフィスについて考え、日々アップデートして使われているようです。
現在の場所にオフィス移転してからは、メンバーが倍近く増えたこともあり、「自分たちでオフィスを考える」「自分たちでつくっていく機会」が作れていないなと感じ、2022年の秋頃にリニューアルプロジェクトが立ち上げ、まずはテーマを決めるにあたり社内でワークショップを実施し、ヒトカラメディアのオフィスにとって大事なことを考えたそうです。
常時100を超えるプロジェクトが動いているヒトカラメディアにとって、オフィスはその拠点であり、お互いの取り組みに刺激を受け合い、熱が伝わり、記憶にも強く残る場所です。このライブ感がヒトカラメディアにとっては重要で、いろんなライブがあちこちで起きてることが感じられる「フェス」のような状況を大事にしていきたいということに気付かされたとのことです。そこから出てきたのが「共につくっていく」「同じ時間を大事に楽しもうとする」「やってみれちゃうのっかれちゃう安心感」という3つのキーワードです。
2020年下北沢に移転
ヒトカラメディアのオフィスは、小田急線/京王井の頭線 「下北沢」駅から徒歩5分のアクセス抜群の好立地にオフィスを構えられています。
下北沢にオフィスを移転された理由として、京王電鉄から下北沢の再開発プロジェクトをご相談がきっかけだったとのことです。その際に下北沢にオフィスビルを造り、入居企業さんのことを“下北沢を一緒に面白くするプレイヤー”だと捉えて企画を進める中で、自分たちもプレイヤーになって伴走できたら面白いよね、と盛り上がり、気づいたら下北沢に移っていたそうです(笑)
エントランス
エントランスは、OSB合板やウッド調の本棚など、木の温かさを感じるインテリアが設置されています。

またエントランス奥側の座席は、下北ワープと呼ばれており、レンタルスペースとして外部の方へも貸し出されており、ワークショップや全社総会などを実施されているそうです。

DIYされた本棚
ワープに設置されている本棚は、ワークデザイン事業部 プログラムデザインチームの八塚さんがDIYされて造られたものとのことです。ヒトカラメディアでは、必要だと感じたものは、まずは作ってみて使ってみるというカルチャーが定着しており、自分たちで使ってみて良いと感じたものをお客様にご提案をされています。

本棚に取り揃えられている、数多くの書籍は、社内メンバーの「あるひとりの方」の私物とのことですが、あらゆるジャンルが揃っています。書籍は書籍はミッション『「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする』を感じるように”まちの活動” ”まちの歴史”から”組織課題” ”企業について” ”コミュニケーション”などジャンル分けされています。

作業スペースの奥側には、カウンターが設置されており、ここでは社内の方がランチを取ったり業務の合間のコーヒーブレイクはもちろん、気分を変えて働く場所や、打ち合わせ場所にも幅広く使われています。

フリースペース
フリースペースには、"下北map"という下北沢のランチや、おすすめのお店の場所を記したmapが作られています。このmapは社内メンバーの方々で作られており、日々更新されているそうです。これもコミュニケーションが生まれるきっかけに繋がっており、マップを見ながらランチにいく場所を探したり、おすすめの場所を紹介しあったりできる素敵な取り組みになっています。


フリースペース
ワープの反対側はフリースペースになっています。ここでは来社されたお客様と案件の打ち合わせをしたり、社内で打ち合わせをしたりする場所として使用されています。

こちらの小上がりになっている打ち合わせスペースは、オフィスリニューアルに伴って増設されたエリアとのことで、靴を脱いで上がる場所を設けることでオープンな打ち合わせをしたり、スポーツ観戦をしたり、リラックスできる場所となっています。

こちらの箱型のスペースも本棚と同じく八塚さんが造られたものとことで、中で座って休んだりするだけでなく、移動もできる移動式の休憩スペースになっています。

会議室
ヒトカラメディアには大小様々な会議室があります。会議室の特徴として、壁のタイルがコンクリートが剥き出しになっているのですが、これはヒトカラメディアが入る前にこの場所に入居されていた当時の壁紙を剥がしっぱなしにされているとのことです。(ちなみに入居されていたのは、ファミリーレストラン サイゼリヤの店舗だったそうです笑)
あえて新しくタイルを貼らず、そのままの状態にすることで、秘密基地間を演出されているなど、オフィスの内装などを手掛けるヒトカラメディアならではの工夫ポイントを感じることができます。


執務エリア
執務エリアもリニューアルされており、ハイテーブルを真ん中に導入することで、人と話やすい動線を作ったり、執務エリアに入ってくる人と目線が合うような作りになっているなど、ここでもコミュニケーションが生まれるこだわりを感じることができます。


1段小上がりになったスペースではランチを取ったり、場所を変えるほどではないけどちょっと打ち合わせをしたい時に使えるデスクセットや、ゆったりくつろげるビーズソファなどが置かれていたり、色々な利用シーンを想定された場所となっています。


コミュニケーションが生まれる仕掛け
執務エリア内にもコミュニケーションが生まれる取り組みがいくつかありましたので、ここではたくさんある中からいくつかピックアップしてご紹介させて頂きます。
3のっかり
ヒトカラメディアでは、「何をしようとしてるの?」といった声かけからコミュニケーションが始まる"前のっかり"、「今なにやってるの?」という声かけからコミュニケーションが始まる"生のっかり"、「それいいね!」の声かけからコミュニケーションが始まる"事後のっかり"の3つの"のっかり"がカルチャーとしても定着されており、ヒトカラメディアのみなさんが大切にされていることでもあります。
3のっかりは、助けたり、助けられたり、いいねと頷いてくれることで安心感を感じてもらうことや、気軽に声を掛け合いヒントを得る話し合いに発展していくといった狙いがあるとのことで、取材中も社員の方同士が気軽に雑談されているのを見て、とても素敵なカルチャーだと感じました。

また3のっかりが生まれるための仕掛けとして、実際に商談の場などで使われた企画書が置いてあるなど、細かな点に至るまでこだわりが伝わってきました。

これらの企画書は、実際の案件で使われた企画書になっています。
自己紹介ロッカー
他にもヒトカラメディアでは、コミュニケーションが生まれる取り組みとして、ロッカーの扉を自己紹介の場としても使われています。組織が拡大していく中で普段業務で関わりのない方も、どういう方なのかを知ることができますし、それぞれの個性が出ており、見ているだけでも楽しくなる取り組みになっています。

3Mボード
ヒトカラメディアでは四半期に1度、MVP/MVM/MVAの3つの指標ごとに良い成果を収められた方が表彰されています。それぞれMVPのPはプレイヤーのPで「持っている役割やKPIに関するパフォーマンス」、MVMのMはメンバーのMで「ヒトカラのメンバーとして、ヒトカラに良い影響を与えた人物」、MVAのAは案件のAで「ヒトカラらしい価値をつくれた案件やプロジェクト」の視点で表彰されています。

他にも9周年を迎えられた時に10周年に向けたコメントを書かれたコメントボードも飾られており、それぞれのメンバーがどのような思いで働かれているのかが伝わってきます。

以上、ヒトカラメディアのオフィス紹介でしたがいかがでしたでしょうか。
オフィスの戦略策定から内装デザインの提案などを事業として行なっておられることから、自分たちで作って使ってみて、良さを体感してお客様に提案されており、社内にはDIYされたものがいくつも置かれていたり、お客様が来社された時に提案するために色々なタイプの椅子を導入されているなど、こだわりが詰まった素敵なオフィスでした。
またオフィスリニューアルに伴って、オフィスレイアウトだけでなく、コミュニケーションが生まれる仕掛けをたくさん取り入れるなど、組織が拡大してきた中でコミュニケーションが希薄化しているという課題感を若手メンバーが解決に向けてプロジェクトを立ち上げ、推進を行うところに、ヒトカラメディアの社歴関係なく、やりたい・必要だと感じたことを後押ししてもらえるカルチャーが根付いていることも伝わってきました!
ちなみに、組織拡大のために戦略的に採用を強化されているとのことですので、「「働く場」と「働き方」からいきいきとした組織と個人を増やす」というビジョンの実現に共感をされた方は、ぜひ一度以下の詳細情報もご確認ください!
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