当初は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、多数の企業で導入が進められてきた「テレワーク」ですが、今では「リモートワーク」と名前を変えて、1つの勤務形態として広く社会に浸透しています。満員電車から解放されて快適に働けるので「リモートワーク最高!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「リモートワーク」には、勤務時間の大部分は1人で黙々と仕事をこなすことになるため、「他のメンバーとコミュニケーションがうまく取れない」「仕事中に孤独感を感じる」などのデメリットも存在しています。
今回は、そんなリモートワークのデメリットを『リモートワーク×メタバース』で解決するサービスをご紹介します。
そもそもリモートワークが普及した経緯って?
日本で最初の新型コロナウイルス感染者は確認されたのは、2020年1月15日のことでした。その後、増加していく感染者数を抑え、感染拡大を食い止めるべく政府が取り組んだ「緊急事態宣言」などの対策のうちの1つが「テレワークの推進」です。多数の企業は、政府の出勤者数削減・テレワーク等の取り組みの要請に従い、テレワークを導入しました。
また、テレワーク推進に伴い、会社への出勤者数が減少したことを受けて企業が経費削減などを理由にオフィスを縮小する動きも目立ちました。特に、2021年に電通グループが東京港区にある本社ビルを売却した件については、ニュースなどで大きく報じられたので覚えている方も多いのではないでしょうか。
このような流れで普及してきたリモートワークですが、もはや新型コロナウイルス対策だけでなく、アフターコロナ時代にも勤務形態の1つとして定着すると思われます。
記事後半では、リモートワークのデメリットを解決するサービスをご紹介します!
「リモートワーク×メタバース」コミュニケーション問題を解決せよ
Meta社が提供するVRワークスペース「Horizon Workrooms」
Meta社が提供する「Horizon Workrooms」は、VRヘッドマウントディスプレイ「Meta Quest2」を利用し、複数人が同じバーチャル空間に集まって一緒に仕事や会議をすることができるサービスです。
参加者は、Meta Quest2のコントローラーをペンのように使うことで、バーチャル空間内にあるホワイトボードにアイデアを書き出して効率的に会議を進めることができるほか、自分のPCをペアリングしてバーチャル空間内に持ち込むことで、入力やメモ取り、画面共有をすることも可能です。
他にも、発言している人との距離に応じて音量が調整される機能も搭載されており、リアリティのある空間で仕事に集中することができるでしょう。
Horizon Workroomsは、無料で利用することができます。また、Meta Quest2を持っていない方もPCのビデオ通話からWorkroomsの会議に参加することが可能です。
詳しくは公式ホームページをチェックしてください。
Meta社「Horizon Workrooms」公式ページ:https://www.oculus.com/workrooms/?utm_source=www.google.com&utm_medium=oculusredirect
法人を含む約5,000人のユーザーが利用するメタバースオフィス「RISA」
リモートワークのデメリット解決として、ステータス機能が備わっています。例えば、電話中の場合にはアバターも電話を耳に当てたポーズをとることで、他のメンバーも仕事状況を把握できる点が特徴の1つです。
メタバースオフィス「RISA」公式サイト:https://www.risa.ne.jp/
学研ホールディングスのグループ会社が提供するメタバース空間「MetaLife」
アバター同士が近づくと自動でビデオ通話が開始されるので、わざわざ通話の準備をしなくても気軽に相手と会話することが可能です。
オフィスやイベント、スクールでの利用が想定されている本サービスは、25名以内の集まりであれば無料で利用することができます。詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
「MetaLife」公式サイト:https://metalife.co.jp/