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SAPがXR技術(VR,AR,MR)を活用したサービスを展開 Unityとの連携も簡易に実現

エンタープライズソフトウェアの巨人であるSAPは世界中に2億人のクラウドユーザーを抱えています。SAPはあらゆる場所に存在する企業が「ベストランビジネス」になることを目指しており、その方法の一つとしてAR,VR,XRは重視すべき技術だと認識しています。
今回はSAPが取り組むAR,VR,XR技術を用いた新たな働き方について触れていきます。

SAPがXR(VR,AR,MR)技術で実現したいこと

SAPの動向

大手企業を中心にユーザーを獲得しているエンタープライズソフトウェアの巨人SAPは拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)を、クライアントに対してビジネスの運営方法を再発明する次の新しい手段として重要だと認識しています。
実際にSAPはVR元年といわれた2016年から積極的にAR,VR,MR分野に投資を行いSAPデータをよりユーザーがリアルに視覚的に理解しやすくなるための方法を強化する取り組みを行ってきました。

SAPとUnityの連携が簡易的に

その取り組みの一環としてUnity開発者がSAPデータをUnityに簡単に統合できるようにするために、SAPは最近Unity IntegrationToolkitをリリースしました。これによってUnity開発者はSAPのデータを簡単にAR,VR,MRへ統合することが可能になります。

なぜ、AR,VR,MRを意識するのか

しかし、これまでSAPのエンタープライズリソースプランニング(ERP※1)はコンピュータやモバイルデバイスで主に利用されてきました。ユーザーの感覚としてはそれらでも利便性としては十分満たしていると考えると思いますが、何故それらをまた別の空間(AR,VR,MR)に持ち込もうとしているのでしょうか?
(※1) ERPとは企業を構成する要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し有効活用する計画や考え方のことで、昨今は基幹システムを表す言葉としても使われます。

SAP自身もほとんどのケースにおいてはコンピュータやモバイルデバイスで十分に満たしていると現時点では考えているようですが、Unityと複合現実により、SAPのビジネスデータはコンピューター画面に縛られることがなくなると考えているようです。
つまり、複合現実が提供するすべての機能を活用することで、SAPのクライアントは効率的な業務運用や効果的なトレーニングを享受することができ、最高のビジネスへと進化することきっかけをつかむことが出来るとのことです。

XR Cloud

SAPが開発し、近い将来リリースを予定している複合現実アプリケーションの一つにXRクラウドがあります。まずはAR技術でデジタルツイン(※2)を表現したり、IoTのデータを可視化する様子をイメージしたビデオを見てください。
(※2)デジタルツインとはデジタルの双子を意味し、リアル空間の物理情報や設備状況などをIoTなどの技術を駆使し、デジタル空間にリアルタイムに再現する技術で、故障予測などに活かされている。

D2O | 05 | Operate

今後、XRCloudのリリースをはじめ、SAPが持つ膨大なデータと複合現実を掛け合わせたアプリケーションという切り口でSAPというソリューションと対話する方法を再考していくとのことです。

SAP FutureOffice

チームのコミュニケーションや業務運用の効率化を目指し、SAPは新たなアプリケーションである「SAPFuture Office」を発表しています。このプロダクトはエンタープライズ向けのデジタル音声アシスタントである「SAPCoPilot」と統合されています。
「SAPFuture Office」はこれにより、HoloLens 2とiPadを使用した複合現実空間における情報の共有体験を提供、「SAPAriba」や「SAPConcur」などとも連携することでビジネスの意思決定やコラボレーションに重要な情報も提供、仮想上の空間で円卓会議を実現しています。
また、「SAPFuture Office」はデバイスに依存することはなくMicrosoft HoloLens 2、Oculus Quest、iOSデバイスなど様々なデバイスで利用することが可能とのことです。

SAP Future Office

今後、SAPはARやVRの技術を利用しより多くのカスタマー事例を創出していくとのことですので動向に注目です。

(参考)
Unity 公式ブログ

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