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障害者向け就労トレーニング用VRソフト「JobStudio(ジョブスタジオ)」とは

VRソフトウェアを開発する株式会社ビーライズは、障害者向け就労支援事業や子ども向け教育事業を展開する株式会社LITALICOが運営する「LITALICOワークス」と就労トレーニング用VRソフトウェア「JobStudio(ジョブスタジオ)」を共同開発しました。
就労移行支援事業領域においてバーチャル空間内で職業トレーニングを行うことは前例がなく、注目の取り組みです。

「JobStudio(ジョブスタジオ)」開発背景

障害者の2019年の民間企業雇用数は56万608人(厚生労働省調べ)であり、年々雇用数は増加しています。一方で就職にあたって訓練を受ける方の中には就労に対する不安や失敗体験が強いことで就労自体の見通しが立たないという方もたくさんいらっしゃいます。
そのような心理的障壁があるような方々にとっては事業所内での訓練と実習先での訓練の間にスモールステップがあることが安心につながります。VRは技術の特性上リアルで没入感の高い体験が可能であり、ゲーム性を持たせることで楽しみながら職業体験を行うことができるため、自分自身にあった働き方を見つけたり可能性を拡げるサポートができると考え、JobStudio(ジョブスタジオ)の開発に至ったとのことです。

JobStudio VR就労支援アプリ

「JobStudio(ジョブスタジオ)」の特徴

1.    受け身の視聴ではなく能動的に学べる
VR空間の中でプレイヤーは歩いたり、しゃがんだり、モノを持ったり、現実世界での動きのようにリアルな体の動きを体験できます。リアルな体の動きを6DoF式 VRソフトで表現しているため、受け身の受講になりづらく能動的に学ぶ姿勢が醸成されます。また、VRヘッドセットはスタンドアロン式とのことなのでコード等は不要で持ち運びも便利です。

2. 実践形式のトレーニングが可能
VR空間上のお客様から注文内容を確認して必要な商品をお渡しするというシミュレーションが可能です。現実世界では難しい業務もVR空間上で就労トレーニングを行うことでスキルアップと自信をつけることにつながります。レベルに関しても設定項目があり最適なトレーニングが提供できるとのことです。

3. データに基づいた評価機能
従来の就労トレーニングはどうしても評価者の主観に頼った評価となっていましたが、JobStudioは利用者のプレイデータに基づいた客観的なデータからフィードバックを行うことができる日本初の職業評価機能を実装しているとのことです。

「JobStudio(ジョブスタジオ)」のコンテンツ

「JobStudio(ジョブスタジオ)」には働くうえで必要な基本的な作業コンテンツが3つ用意されているとのことです。

RPGショップ(武器屋)

シンプルなピッキング作業を行いながら、顧客対応を体験することができるチュートリアル的な位置づけのモード。

パフェ作り

複数の作業工程と複数の選択肢から、 順序立てて遂行する作業ができるモード。
効率化するためには複数のレシピを把握することや順序立てて仕上げる必要があり、 より高い作動記憶を求められる使用となっています。

空港仕分け作業

制限時間を意識し、 優先順位をつけて行う必要があるモード。
終わり時間から逆算して見通しを立てながら、 効率よく作業する必要があり、 より多くの認知機能を駆使して作業するため、高いスキルが求められます。

VRは没入感が高く、現実世界では難しいことも表現でき、何度も反復練習ができるためトレーニング領域では使われ始めています。
今回は就労支援という領域で用いられるとのことですので、非常に社会的意義もあり面白い取り組みだと思います。

【参考】
株式会社ビーライズ プレスリリース

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