VR空間を歩き回れるデバイス「Omniシリーズ」を手掛けるアメリカのスタートアップ企業Virtuixが新型である「Omni One」を発表しました。「Omni One」は個人での利用を想定しており、価格等が抑えられたモデルとなっています。
歩行型VRデバイス「Omni One」とは
歩行型VRデバイス
「Omni One」はVirtuixが手掛ける歩行型VRデバイスであるOmniシリーズの新型デバイスです。
VR空間はその性質上、非常に没入感が高い体験をすることが可能です。しかし、没入感が高いからこそ自由に動き回れないと違和感を感じてしまったり、動き回りすぎるとモノにあたってしまうなど、部屋の広さなどの物理的な制約で可能性を狭められていました。
歩行型VRデバイスはその場にとどまりながらも自由自在に動き回ることを可能とするデバイスですので、自宅など広さに制限がある場所でもダイナミックな体験を可能にしてくれます。
Omniシリーズ
Omniシリーズはその場に留まったまま、VR空間を自由に歩いたり、走ったりするデバイスとして開発、販売されています。2017年には日本でも販売され、その機能性の高さから大きな注目を集めましたが、値段が約100万円ほどと非常に高価だったため一般への普及というよりはVR体験施設やイベントなどを中心に利用されるというような広がりをみせました。
「Omni One」とは
「Omni One」は従来のOmniシリーズの法人向けデバイスの設計をしっかりと踏襲し、さらに価格を1,995ドル(約21万円)に抑えたモデルとなっています。
2021年に発売予定となっており、今回は個人のユーザを意識した価格設定になっているようです。
デザインや収納も自宅で利用する際によりフィットするように意識されているとのことですので、比較的大きなデバイスですが、あまり部屋の雰囲気を壊さずに利用することも可能なのではないでしょうか。
価格は安くなったとはいえ、高価に感じるかもしれませんが実現できることを考えれば検討してみる価値は十分にあると思います。
VRゲームなどでもっと深い没入感で体験したい、もっと刺激が欲しいと考える方はぜひ一度検討してみてください。
(参考)
Virtuix 公式HP