凸版印刷株式会社と、イオンモール株式会社は、国内外の文化を発信するイベント事業を共同で推進します。第一弾は、講談協会と連携し、VRコンテンツと講談を組み合わせた文化イベント「イオンモール VR×講談」を全国4か所のイオンモールで開催するとのことです。
両社が「VR×講談」に取り組む背景
凸版印刷はVRなどデジタル技術を活用した文化財の保存、公開やイベントを企画する等の取り組みをしており、イオンモールは、各エリアにおけるリアルな体験や体感、人が集うコミュニティの場である「ハピネスモール」を創造するために展覧会や公演など様々なイベントを開催しています。
今回のイベントを皮切りに、両社は互いの特長を活かして、日本の伝統芸能や世界遺産など国内外の文化をテーマとしたイベントを継続的に実施し、多くの人に文化の魅力を発信するとともに文化の保存と継承に取り組んでいくとのことです。
「VR×講談」の第一弾演目「忠臣蔵」
「VR×講談」の第一弾演目として公演されるのは「忠臣蔵」の元となった「赤穂浪士の討ち入り」を題材にしたものです。イオンモール四條畷のイオンホールにて凸版印刷が制作したVR作品『江戸城の天守』を大型スクリーンに投影、国文学研究資料館所蔵の赤穂浪士の討ち入りに関する『赤穂義士随筆』などの古典籍を用いて「忠臣蔵」の背景を講談師が解説します。

VRという若年層を中心に受け入れられているデバイスと、高齢者層が好むような講談をコラボさせることでどのような相乗効果が生まれていくのかとても楽しみです。
若年層には重要文化財等への興味喚起を高年齢層にはVRコンテンツという最新技術を体験していただくことで双方にポジティブな変化が生まれると良いと思います。
「イオンモール VR×講談」イベント第1回目概要
イベント名:イオンモール VR×講談
開催場所:イオンモール四條畷 3階 イオンホール
日時:2020年10月16日(金)
1回目:11:00~12:10(開場 10:30)
2回目:14:30~15:50(開場 14:00)
出演者:神田春陽師
入場料:無料(先着順にてご案内します)
※2回目以降は、イオンモール津南[11月6日(金)]、イオンモール大和 [12月15日(火)]、イオンモール座間[1月20日(水)]にて開催予定。詳細は各モールのホームページ記載されているとのこと
現在は各イオンモールでの開催とのことで、だれもが参加できるようなイベントにはなっておりませんが、近くで開催される際はぜひ一度体験してみるのはいかがでしょうか。
(参考)
凸版印刷プレスリリース