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新型コロナウィルスの治療に使用する「ECMOエクモ」のVR訓練とは

皆さんこんにちは。
本日は新型コロナウィルスによる重症呼吸不全の治療に用いる体外式膜型人工心肺「ECMOエクモ」の技術習得にために開発された「ECMOトレーニングVR」に関する情報を発信させていただきます。

VR navigator
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「ECMOエクモ」の基本から説明するから、
VR情報だけ気になる人は飛ばして読んでね!

体外式膜型人工心肺「ECMOエクモ」とは

本題のVR訓練に入る前に「ECMOエクモ」とは何かお話します。
まずは、肺と心臓の役割からおさらいしましょう。

肺と心臓の役割

人の肺はたくさんの肺胞に空気を吸い込んで吸気に含まれる酸素を血液に与え、血液中の二酸化炭素を呼気で体外に排出する役目があります。また、心臓は静脈の血液を肺に送り、肺からの血液を動脈から全身に送る仕事をしています。

肺の機能が下がるとどうなってしまうのか

肺炎などで肺の機能が悪くなると、血液に酸素を与えることができなくなります。
肺の機能がさらに悪化した場合は酸素吸入を行い、更に悪い場合は人工呼吸器を利用し、それでも悪化する場合に「ECMOエクモ」を利用するということになります。
※人工呼吸器との違いは「ECMOエクモ」は患者さんの体から血液を取り出し、肺の状態に関係なく直接血液に酸素を送りこめる点です。

「ECMOエクモ」は何ができるの?

人の肺の代わりに人工的に作られた人工肺によって酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)を行うのが「ECMOエクモ」です。「ECMOエクモ」自体はガス交換をする人工肺(膜型人工肺)と、体内から血液を取り出し人工肺に血液を送り体内に送り戻す血液ポンプによって構成されます。

「ECMOエクモ」技能習得においてVR訓練が必要になった背景

現在「ECMOエクモ」自体は現在増産体制に入っているため数千台の増産が予定されていますが、「ECMOエクモ」特有の操作習得の難しさによって専門的に扱うことのできる医師の数が圧倒的に足りていないという状況とのことです。
日本で使用できる「ECMOエクモ」装置は約3~4種類あり、1種類の機器を使いこなすのに20~40症例ほど必要だといわれています。通常日本では1年間で2~3症例ほど経験出来る機会はなく、習熟するには10年ほどの期間が必要だといわれており、新型コロナウィルスの影響で「ECMOエクモ」の必要性が急激に増えている現在、人材の確保も急務になっています。

ECMOトレーニングVRとは?

ECMOトレーニングVRとは株式会社ジョリーグッドが「ECMOエクモ」の教育組織である日本COVID-19対策ECMOnet(エクモネット)と共同で開発したソリューションです。
このソリューションは「日本COVID-19対策ECMOnet」で活動するECMOの専門医らが監修し、「実際の患者への処置」と「シミュレータによる模擬手術」を術者目線で体験学習できるVRコンテンツとして仕上がっているとのことです。
また、緊迫する医療現場を医師、看護師、臨床工学技士の動きまで含めて360度VR映像で再現することで通常の学習コンテンツよりも実践的なVRトレーニングを行うことが出来ます。

ECMOトレーニングVRはどのように利用されているのか

実際に2020年8月8日に神戸国際会議場に兵庫県内の医療従事者32名が実際に集まり、参加者全員にVRゴーグルを配り、身に着けて体験を行いました。

疑似処置室内の3カ所に設置されたカメラが切り替わることで前後左右あらゆる角度から見学することが出来ます。また、講師は専用のタブレット端末とペンを使うことで注目してほしいポイントを書き込み強調することも可能とのことでした。

実際に体験された方々からは「文章や画像で見るよりもイメージがしやすい」「機器の裏側の様子までリアルに見ることが出来た」「実際の処置と異なり自分の手元ではなく他の関係者の手元に集中することで新たな発見がある」などVR空間ならではのメリットが享受できているように感じるコメントも多数出ているようです。
今後、講義形式のように実際に集まる必要なく「ECMOエクモ」の習得が出来るということで場所や距離などの制約を取り払った仕組みとして非常に期待が持てますし、繰り返しのトレーニングが可能ですので早期習熟につながるかと思います。

ECMO教育VR – 日本COVID-19対策 ECMOnet

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