みなさんこんにちは。
VRって未来の技術とか聞くけどなんで必要なんだろう??
こんな疑問に対して「未来研究」シリーズとしてVRの導入が、業界にどんな影響があって、今あるビジネスのあたりまえをどのように変えていくかを考察し、発信をしていきたいと思います。
その中でも第一回は、音楽業界について考えてみたいと思います。

未来研究は答えがないことに関して考察して発信していくよ!
VRの影響で音楽業界ってこれからどうなっていくの?
VRと音楽業界の組み合わせは結論から言っちゃうと相性はすごく良いと思います。
あとで詳しく説明しますけど、
大きなポイントは4つかなと思っていて、
・VRならではの新しい体験が出来ること
・会場(場所)の制約が無くなること
・お金をもらえる機会が増えること
・色んなリスクが軽減できること
もちろん技術的なハードルなどもあってすぐにこうなるとまでは言い切れませんが、
実際に取り組みは始まってますし、近い未来にこの点には到達するのではないでしょうか。
音楽業界がVR技術を取り込むべきメリットについて
さてここからはさっきお伝えした4つのポイント(メリット)について説明していきます。
VRならではの新しい体験
音楽ライブの配信だったら今はNETFLIXとかでも見れるし、自宅なら大画面で、環境さえ整っていれば臨場感あふれるサウンドまでついて見れるから十分じゃない?とか、やっぱライブは生に限るでしょと思ったそこのあなた。まってください!!
VRを用いた音楽ライブは音楽好きのあなたを満足させるまったく新しい体験を提供してくれます。(もちろんVRライブではない選択肢も大正解ですし、今の技術だと音質などはそちらの方が優れているケースもあると思います。)
では具体的にVRライブならではの体験というと何か?
例えばVRライブでは
自分の目の前で歌手が歌っているような体験が出来たり、
歌手側(ステージ上)に立ってライブに参加出来たり、
いつもは見られない、舞台の裏側まで見ることが出来ます。
これって動画でも生のライブでも経験できないVRならではの魅力だと思いますし、VRライブを見るべき価値はここにあると思います。

VRライブ事例に関しても詳しく説明しているリンクだよ
気になる人はチェックしてみて!
会場(場所)の制約が無くなること
VRライブのは会場(場所)という制約がなくなることで参加者側に大きなメリットがあります。
それではメリットについてみてみましょう。
・参加者の人数に制限がない為、チケット完売により参加できないということが無い
・遠方でのライブの時にわざわざ足を運ばずとも参加することが出来る
・座席という縛りが無い為、自分が一番見たい場所で楽しむことが出来る
という感じで、ライブに絶対必要な会場(場所)という制約がなくなることより手軽にライブに参加をすることが可能になります。
お金をもらえる機会が増えること
これは、先に挙げた「会場(場所)」の制約がなくなることによって起きる主催者側のメリットと言い換えることもできるのですが、会場の制約がなくなることで主催者は参加者からお金をいただく機会を激増させることが出来ます。
・ライブ会場のキャパシティを気にせず、上限無くチケットを販売できるようになる
・場所という制約に縛られていてこれまで参加できなかった方もターゲットになる
・場所の概念が取り払われることで、日本中~世界中の方がファンになる機会を創る
という形でこれまでの生のライブであたりまえとなっていた顧客の前提を根底から覆します。
もちろん動画配信でもこのようなメリットは享受できると思いますが、VRライブは没入感が段違いですので、一気にこのような変革が進むのではないでしょうか。
色んなリスクが軽減できること
じつはリアルのライブって色んなリスクと隣り合わせでやっているって知ってましたか?
・出演アーティストやスタッフのケガや急病
・観客のケガや急病
・楽器、機材、会場の設備・備品のトラブル
・ライブ日時が他の大規模イベントなどと被ってしまう
・会場のキャパシティに合った集客が出来ない
・自然災害による興行の中止
などなどいろいろと不確実性の高いリスクと隣り合わせでやっています。
もちろん当日のキャンセルなどになった場合の損失は計り知れません。
その点、VRライブでは、こうしたリスクを最小限に抑えることができます。
もちろん、VRライブの開催には、機材や配信のシステムなど、リアルなライブとは異なるコストも発生しますが、「予測不可能なリスクを低減する」と言う意味では、メリットが大きいのではないでしょうか。
VR×音楽業界の未来
いかがでしたでしょうか。
VR×音楽業界かなり大きなインパクトがありそうだと思いませんか?
特に昨今の新型コロナウィルスの影響により移動が強く制限されている状況下においてはニーズも確実に増えていると思います。
しかし、残念なことに現状では配信されているコンテンツが限られていることやVR機器が家庭に普及していないことを考えると爆発的な右肩上がりの成長はしないかもしれませんが、数年後の未来を考えると爆発的な成長を見せている可能性もあると感じています。
VRガジェットもどんどん家庭用に進化をしていますので、今後VRライブのようなエンタメのコンテンツが増えることで一般家庭にVRガジェットが普及し、VRビジネスの火付け役になってほしいなと思いますよね!
筆者も生のライブはよく参加しますし、大好きなので言い切りますが、あの独特の空気感や興奮は生のライブはだからこその魅力ですし、それがVRライブにとって変わられることはないと思います。
しかし、「大ファンだからVRコンテンツが見たい」「遠いけどVRライブだから参加できる」「よく知らないけどVRライブだから参加してみようかな」みたいなことが出来るようになる手軽さや新しい体験はやはり大きな魅力ではないでしょうか。
今後VRライブと生のライブが共存しながら大きくなってくれれば良いなと思っています。